花粉が本格的に飛ぶ季節は、鼻水や目のかゆみなど気になりますよね。
花粉症は決して大人だけがなるものではありません。
実は年々子どもの花粉症は増えていて、子ども用の対策グッズも増えています。
もしかして、親が花粉症だと子どもにも遺伝するの?
と不安に思うパパやママもいるでしょう。
また、花粉症は鼻水や咳など風邪の初期症状とも似ているため、すぐには気付きにくいものです。

子どもの花粉症は何歳から発症するのか
あなたが幼い頃、花粉症の人は見の周りにいましたか?
実は、年々花粉症を発症する年齢は低くなっているんです。
ロート製薬が2013年に実施したアンケート調査によると、子どもが花粉症を初めて発症した年齢は0~5歳の間が最も多く、41.8%という結果でした。
特に最も多く発症した年齢は5歳の12.5%となっており、次いで3歳の11%、6歳の10.5%の順となっています。
つまり3~6歳頃に多く花粉症を発症することが多いようです。
ポイント
ちょうどこの年齢は幼稚園や保育園などに通い、外出する機会が多くなる時期ですよね
しかし、最近では発症する年齢はもっと下がっていると言われているんです。
花粉が多く飛ぶ時期は子どもの様子をしっかり観察して、花粉症かどうか見極めなければいけませんね。
子どもの花粉症の原因
花粉症もアレルギーの一種です。
一般的に大人も子どもも細菌やウイルスが体に侵入した時に、血液中で抗体が作られます。
ただ、ウイルスなどとは違い、花粉は体に害を与えるものではありませんよね。
注意ポイント
体が有害なものだと判断して花粉に対する抗体を作ってしまう人がいます
花粉症に個人差があるのはこういった理由からなのです。
花粉に対する抗体ができている人は、花粉が体に入ってきた時にかゆみや鼻水、くしゃみなどの症状を引き起こしてしまいます。
なぜ、このような反応を起こすのかは未だに分かっていない部分が大きく、大きな要因として考えられるのは、体質や住んでいる環境などとされています。
親が花粉症の場合、体質が似ているだけでなく生活環境や習慣も同じなので、子ども発症しやすいです。
両親が共に花粉症で子どもも花粉症というケースは43.2%にのぼるという結果からも同じことが言えるでしょう。
また、生まれた順によっても発症率が違うという結果もあります。
長男・長女の方が花粉症を発症しやすく、第二子が29.2%、第三子が28.6%と低くなっていくのに対して第一子は39.7%とかなり高い数値が出ています。
第二子以降は先に生まれた兄弟姉妹から感染症を持ち込むため、花粉症をはじめとするアレルギー体質になりにくいようです。
子どもの花粉症は親と同じ症状が出るのか
花粉症というと
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻詰まり
- 皮膚や目のかゆみ
などの症状が挙げられますが、子どもの場合も同じなのでしょうか?
くしゃみや鼻水は風邪とも似ていて、花粉症だとすぐには気づかない恐れもありますよね。
自分の子どもが花粉症になったママが気付いたきっかけを調べてみると
- 鼻水が続き、その後目の周りが真っ赤に腫れた
- 肌の質が変わり、蕁麻疹や鼻水、涙目の症状が出た
- 自分が花粉症だから、似た症状が出て気づいた
このように、始めは別の症状だと思っていたけれど、病院に行ってから花粉症だと分かったという方や、自分が花粉症ではない方は子どもの花粉症に気付きにくいということが分かりました。
また、子どもの花粉症は発熱やのどの痛みは少なく、目のかゆみや充血などの症状が多くみられるようです。
症状の中には、ぼーっとしているということも挙げられるので、花粉の時期にはもしかして?と疑い、早く気付いてあげることが大切でしょう!
子どもは症状をうまく伝えられないので、花粉症だとなかなか気付きにくいものです。
花粉が多く飛ぶ時期に気になる症状がある場合は、医療機関に相談してアレルギー検査をお願いしてみてくださいね。